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富士山御殿場口で押し寄せる登山者を把握。IoTを活用した実証実験。


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御殿場口で押し寄せる富士登山者を把握。IoTを活用した実証実験

夏期大勢の登山者でにぎわう富士山。

富士山の御殿場口では
押し寄せる富士登山者を把握しようとして
IoTを活用した実証実験が行われている。

御殿場口登下山道ならびに御殿場口のハイキングコースに、
通過した人数をカウントできるIoTセンサーを合計で5か所設置。

IoTセンサーは定期的に通信を行い、通過した人数をウェブ上で確認。

「富士山登山状況見える化プロジェクト」
http://fuji.kddi.com/ (2017年9月10日まで期間限定)

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LoRaを使って小さな出力、低い電力消費をめざしている。

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KDDIのプレスリリース
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/08/10/2630.html

遭難時位置情報メール送信システム

山梨県警の場合

携帯電話が使える 通話エリアで遭難し 

山中で スマートホン(GPS機能付)から110番する場合
遭難時位置情報メール送信システムが使える場合がある。(山梨県警)

http://www.pref.yamanashi.jp/police/p_tiiki/sangaku/sangakusonanshitabaai.html

山梨県警では2016年このシステムでえられた位置情報を元にして救助した事例もある。(櫛形山2016年7月)

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愛媛県警でも同じようなシステムがあるが、
チェック項目が少し違う。5点。

遭難時位置情報メール送信システム(110番メール)
http://www.police.pref.ehime.jp/mobile/s/sangaku/sangaku.html

愛媛県警

「次の各項目を確認の上、チェックボックスを押して、下のボタンを押してください。

①必ず、先に110番通報を行ってから、案内にしたがって利用してください。
②木などに覆われていない空が見える場所で使用してください。
(正確にGPSの捕捉が出来ない事があるためです。)
③あらかじめ、GPS機能又は位置情報サービス機能をオンにしてください。
④メモがあれば、手元に用意してください。
⑤携帯電話の機種、設定によっては、正常に作動しない場合があります。

上記5点を確認しました。 」 愛媛県警




いずれの場合も 携帯通話エリアだけで機能する。

山岳地帯では 圏外エリアのほうが多い。

携帯電話の圏外エリアでは 使えないので  やはり 山中では 慎重な行動をとって 安全登山にこころがけたいものだ。

富士山チャレンジ 2017

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■富士山チャレンジ 2017

夏、大勢の人で賑わう 富士山。
万が一でも 2014年の御嶽のような事になれば 大惨事になる。
8月19日~9月1日までの期間限定で、登山者を守る 防災・減災の民間プロジェクトが行われている。

■ 登山者にビーコンを持参してもらい

登山道途中にとりつけた受信機でリアルタイムでチェックしていく
えられたデータは送信されクラウド サーバ上で処理してリアルタイムで閲覧できるプロジェクト。

夏の富士山は 一般道登山道に沿って山頂まで携帯電話高速回線が整備されているほか、小屋付近WiFiなど通信環境が良好に整備されているので、ほかの山岳地帯によくある「電波圏外」なし。

夏に押し寄せる大勢の登山者は20万人。

わずか14日 たかだか600個 では 

まだ まだ これからの段階だが
さらに進化して 防災に役立つよう期待する次第だ。

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ビーコン 小さい


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■富士山チャレンジ 2017 概要

実施期間 : 2017 年 8 月 19 日~ 9 月 1 日 (14 日間)
ビーコン配布場所 : (静岡県側)富士宮口、御殿場口、須走口 (山梨県側)吉田口登山道計 4 ルートの 5 合目

モニター協力数: 3,000 名(約 200 名/日)

使用ビーコン数: 600 個

レシーバー設置数: 45 基(27 ヶ所)

ホームページ:
http://www1.to/fujisanchallenge
※実施期間中のみ閲覧可能

富士山チャレンジ 2017 Facebook:
https://www.facebook.com/fujisanchallenge/


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■プロジェクトには建設・通信などの企業や団体が30社参加

参加民間会社のなかで注目は

■日本工営株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション室

安心・安全な富士登山を目指し、ICT を活用した登山者の動態データ把握の実証実験により登山者や自治体に有益な情報を提供

■イノテック株式会社 アドバンストプロダクツ本部

ビーコン発信機(防塵防水省電力型)、評価向け受信機を提供

■アクロクエストテクノロジー株式会社

ビーコンから発信されるデータを解析・集計し、登山者の位置状況をリアルタイムに可視化するサービスをTorrentio を利用して提供。

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マスメディアでもとりあげられ 放送された。

「 防災減災 火山 おはよう日本 関東甲信越

“位置把握” で富士登山を安全に」

山梨 2017年8月9日

http://www.nhk.or.jp/shutoken/miraima/articles/00858.html
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瑞牆山 TREK TRACK

瑞牆山 TREK TRACK

登山者の位置情報検知システムはいろいろなものが開発・試作・運用されているが

瑞牆山で 広告会社博報堂の子会社 株式会社博報堂アイ・スタジオがLoRa 920MHz帯の小電力出力での位置情報システムを2017年8月18日から予約開始。

運用開始といっても とりあへず瑞牆山だけの 一山で Webから予約、郵送で受け取り、ポストへ返却という 無料運用実験。本来一日990円のものを、まずは、無料で底辺を広めていって、次に展開しようとしている。

まずは この動き、990円という値段など、リーズナブルかどうか?この先 どうなることかなどに注目。


TREK TRACK
http://trektrack.jp/


博報堂アイ・スタジオ
http://www.i-studio.co.jp/





「登山者位置検知システム」では 電波の伝播性能がきわめて重要だ。

山中でも伝搬性能の きわめて優秀な150MHz帯の理想的な電波周波数を使うシステムは 現在、富山県立大学や 総務省北陸総合通信局などが 運用実験中。

将来的に「登山者位置検知システム」の本命となるものは やはり伝播性能のよい150MHz帯。

ですが、これについては 下記のように 2017年8月10日付の新聞記事の通りで、あと少しで 実際に運用できる段階まで来ています。




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2017年8月10日朝日新聞切り抜き





2017年8月5日 APRS(Automatic Packet Reporting System)


【APRS】

2017年8月5日 APRS(Automatic Packet Reporting System)

APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。

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「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7。今回も 順調な作動状況。

デジピータ、アイゲート各局運営の皆様に 深く 感謝です。

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「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

赤色のところで ドコモ携帯の電波が通じています。

このところ 何度か 途中で途切れて、失敗続きだったので 今回 とくに念入りに設定。

行動途中に、設定をいじくったりしないように注意した。おかげで、とても順調に作動した。

うまくいった要因はよくわからないが、いままで同時並行的に他のアプリが裏で作動していた。今回 裏で作動しないよう絞ってみたのが良かったのかも?

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